MJコース 5月の学習内容

 MJコース 本科-1  5月期

 

「人権」とは:「〇〇を小1に説明」というお題にもすっかり慣れ、毎回各自の工夫が光ります。今月特に心に響いたのは「人権」の説明。一部紹介しますと、「すべての人達が自分達をすごい人だよ、ということを、きみが生まれたときから当たり前のこととして持っていることだよ」「君が生まれた時から持っているもので、それは全員が持っているよ。持っているものっていうのは自分のやりたいことを自由にできることのことだよ」「みんなが生まれた時から持っている、自分がこれをやりたいって思ったらそれができる『力』で、みんなが好きなように思ったり考えたりできることだよ」「全世界の一人一人が生まれた時から持っているもので、国がその子を人として認めることだよ。この人権があることで学校に行けたり選挙に行けたりするよ。人権は全員が平等でいるために国が決めたことだよ」など。本質を見抜く力、表現力、相手の立場で考えるやさしさに圧倒されます。

 

主体的に読む:筆者はなぜAでもBでもなくCという言葉を選んだのかと多角的に考えることで内容をより理解できますし、筆者に「寄り添う」こともできるようになります。文章を主体的に読むことの楽しさを感じとってくれているようです。

 

圏論:今月は、数学の一分野である「圏論」を小中学生目線で考えました。一見なんの共通項もない二つのものをどんどん抽象化して共通項を見つけていくのですが、皆本当に筋が良い!論理力だけでなく、柔軟な視点、クリエイティビティも育ちます。

 

事実と意見MJコースお馴染みの「情報を『事実』と『意見』に分ける」トレーニングを始めました。事実と意見を分けられることは、情報社会では特に重要なスキル。大事なのは「この情報は事実?意見?」とうんうん考えること。文の構造を見抜くこと。そこから、探究、自分と向き合うこと、言葉の力へとつながっていきます。

 

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MJコース 本科-2   5月期

 

質問を考えるとは、相手目線で考え、自分を知ること:先月より引き続き、質問力のトレーニングを行いました。相手はどう答えるだろうか、相手に「ささる」問い方とは?いろいろな角度から検討しながら「自分は究極的には何を知りたいのか」を考えます。効果的な質問ができることは、より良い未来を作ることに必ずつながっていきます。

 

事実と意見:昨年度から受講している生徒にとってはお馴染みの「事実と意見」、今年度から入った生徒にとっては初めての「事実と意見」。この二つを混同しないことは、情報と付き合い、考える上での基本中の基本。論理力の基本でもあります。皆なかなかスジが良いです。

 

国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト: JICA主催のエッセイコンテストに応募するため、準備を始めました。今年のテーマは「地球に生きる私たち未来につなげるために」。自分の個性・関心を出発点に、いかに多角的に広く考え、表現することができるか。エッセイを書くのは最終的には個人作業ですが、どんなこともディスカッションするMJコース、皆で皆のテーマについて話し合いながら「書く力」をつけていきます。講師は、大学で長年卒業論文の指導をしてきたベテラン。ノウハウを活かして指導してまいります。

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