MJコース 4月の学習内容

MJコース 本科-1 

朝日中高生新聞MJコースに「入学」してくれた皆が最初にやることは、新聞を読む習慣を身につけること。朝日中高生新聞を毎号、最初から最後まで読んで、いちばん「好きな記事」「あまり好きになれない記事」などを選び、理由を言語化します。

 

英・ヴォーグ誌、バービー人形から「インクルーシブ」について考える:社会的マイノリティの人たちが表紙を飾ったヴォーグ誌最新号から、ダウン症のバービー人形まで、インクルーシブな態度を表明する目的は何だろう?と問いかけました。作り手の立場、お客さんの立場、マイノリティの人たちの立場に立って一生懸命考える生徒たち。優しさと想像力に胸打たれます。

 

語彙を育てる:わからない語句は辞書を引くだけでなく「自分の言葉で、小1に説明できること」を目指しています。「伝える」は知って理解して相手の立場に立つことから。皆、小1に語りかけるようなやさしい文体で書いてくれるのが本当に嬉しいです。

 

文章のオーディエンスと目的を意識するMJコースを始めたばかりの生徒たちにまず問いかけるのが、「この文章は誰に向けて書かれているの?」「この文章の目的は何?」という2つです。この問いは文章を「自分事」として読めるようになるための大事な一歩。日本の国語教育であまり訊かれないものでもあります。




MJコース 本科-2

 

質問力を高めるQFT (Question Formulation Technique自分で納得のいく質問ができるようになる技術)のトレーニングを始めました。色々な観点から質問を考えられる?この質問をしたら相手の答えは一言で終わってしまう?それともたくさん話してくれそう?相手の立場に立って必死に考えています。

 

「目的」をあらためて意識する:伝える力を磨くためには「そもそも、何のために伝えるの?」という目的を意識することが大事です。さすが本科-2生、理由と目的は違う、という理解が徹底されてきました。

 

朝日中高生新聞:前年度から引き続き、毎号、最初から最後まで朝日中高生新聞を読んでもらっています。より良い世界と平和に貢献するためには、まず世界について「知る」ことから。主体的に知ろう、学ぼうという態度を育みます。

 

自分の思考の前提には何があるのか:新聞を読むことを通して、自分はどんな内容を「理解しやすい」「理解しづらい」と感じているのか。何を根拠に「関係ある」「関係ない」と考えているのか。毎週のディスカッションを通して、自分の考えの背景となっているものに気づき、自分についてより知ることができるよう、指導しています。

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