MJコース 6月の学習内容

MJコース 本科-1

 

事実と意見:今月も朝日中高生新聞をテキストに「情報を『事実』と『意見』に分けるトレーニング」を精力的に行いました。「事実」と「意見」という概念を肌感覚でわかることは並大抵のことではありません。情報が詰まっている新聞記事を「事実なのか意見なのか」という目線で読み込むのはさらに難しいのですが…でも皆、MJコースに通い始めて若干3ヶ月にして見事にその力を手に入れました!! 本当によくがんばったね。ありがとう、おめでとう。

 

日本語の特性:「事実と意見」トレーニング中、「日本語にはどんな特徴があるか」という話になりました。宮澤賢治の「雨ニモマケズ」を分析、日本語の文の「大事な部分」を見抜く力をつけています。

 

ランゲージ・アーツ日本語版、本格的に始動!: 五十嵐大著『聴こえない母に訊きに行く』について今月は大いにディスカッションしました。なぜこのタイトルなのか、他にどんな表現が可能なのか、表現を変えるとどんな効果が生まれるのか。英米の学校ではおなじみの「ランゲージ・アーツ」の手法を使って指導しています。ランゲージ・アーツは、作者と読者の立場を行ったり来たりして発信力を磨く「伝わる技術」習得法。生徒たちの柔軟な、愛情あふれる視点が光っています。

 

文章に信号色マーカーで線を引く:理解力、意見力、好奇心を育てるためのメソッド「文章に信号色マーカーで線を引く」を始めました。ある文が頭にスルッと入ってこないのはなぜ?なぜ立ち止まって考えたいの?この文のどこが好きなの? 各文に向き合った末に出てきた皆の意見がとにかくおもしろい。様々な観点、感性を自分ならではの言葉にできる生徒たちは、本当にすごいです。


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MJコース 本科-2

 

エッセイコンテストのための「書く」指導、始まりましたJICA主催のエッセイコンテストに応募するための本格的な準備と指導が始まりました。各自、自分が選んだテーマについて調べ、その内容を発表、発表内容について他の生徒たちが質問し、ディスカッションし、互いに学び・刺激を与えあっています。本科-2に参加しているのは中1-3の生徒たちですが、ディスカッションの場はさながら大学のゼミ。ほどよい緊張感と、お互いへの信頼、深い思考。理想的な学びの場を自分たちで作り上げられる彼らが本当にまぶしい!

 

6 thinking hatsで多角的に考える:各自が選んだテーマをめぐり、6 thinking hatsという議論のメソッドを使って毎週話し合っています。気づけば多角的に物事を捉えられるようになるこのメソッド、一人ひとりの個性あふれる発言、想像もつかない観点も登場して本当に楽しいです。そして何より、皆が必死に考えながら楽しそうにしている姿が嬉しいです。

 

朝日中高生新聞:エッセイの準備だけではありません。新聞もしっかり読んでいます。エッセイで扱う内容に関係しそうな記事はどれ?何がどう関係しているの?知識を広めながら論理力を磨いています。

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