LAMJコース6月の学習内容

LAMJ-B

Show & Tell(見せてお話し)LAMJ-B、今月の一大のプロジェクトは「Show & Tell(見せてお話し)」でした。Show & Tellはアメリカの小学校などではお馴染みの、自分のお気に入りを持参してそのモノに対する想いを大いに語るプレゼンテーション。何を見せたいのか、聴衆は何を聞きたいと思うのか、なぜそれがお気に入りなのか、いちばんの思い出をセリフ入りで語るとしたら—大注目の「ストーリー・テリング」の手法もまじえ、丁寧に準備を重ねました。そして迎えた発表当日。本当に素晴らしい発表でした。一人ひとりの個性がしっかりと伝わってくる、その人にしかできない語りに心が震えました。準備もしっかりやって、オンラインならではのアイコンタクトにも挑戦して。本当に素敵でした。お疲れさまでした。

 

「 」の効能Show & Tellをするにあたり、人の「セリフ」に注目しました。テキストとしている朝日中高生新聞には毎回たくさんの「 」(カギカッコ)が登場しますが、「 」がついている=誰かのセリフ とは限りません。「 」の役割とは?人が言ったことじゃないのになぜ「 」がついてるの?ディスカッションしました。

 

難しい言葉を小1に説明:朝日中高生新聞に毎回登場する難しい言葉たち。主体的に読んでもらうため、そして語彙を増やしてもらうために、難しい言葉は「小1に説明して」といつも言っています。今月は小6の生徒たちに「肩書」「表舞台で持ち上げられる」「難民」などを説明してもらいました。辞書は良いものをしっかり引くこと、文脈をしっかり理解してこそ言葉の意味が決まることをだんだん理解できるようになってきました。



LAMJ-A

インクルーシブとは、「普通」とは:テキストとしている朝日中高生新聞にインクルーシブの特集があったことを受け、今月の前半はインクルーシブと「普通」について様々な角度からディスカッションしました。「インクルーシブを小1に説明するとしたら」という問いに始まり、障がいがある人を「普通」に寄せることの是非、「普通」の定義、ネルソン・マンデラが謳った「虹の国」と「インクルーシブな国」は同じなのか違うのか—たくさんのディスカッションを経てインクルーシブの意義を深掘りしました。

 

詩を好きになる:今月後半のLALanguage Arts—分析と議論を重ねることで辿り着ける言葉の技術のこと)では米津玄師の『灰色と青』の歌詞を取り上げました。詩を普通の文に書き直してみる、わかるわからないは別にして気になる表現を探してみる、登場人物の年齢を探偵よろしく推理してみる、詩に使われている言葉を他の言葉に置き換えてみる—色々チャレンジしました。詩が苦手という人は多いです。チャレンジと話し合いを通して、詩は「わかる」以前にそれぞれの感覚と根拠で「味わう」もの、と気づいてくれたでしょうか。

 

米津玄師の言葉の技術を盗む:『灰色と青』の歌詞には実におもしろい表現がたくさんあります。生徒たちは毎月提出する「LAノート」に気になった表現をリストアップし、なぜその表現が好きなのか、他の言葉に変換すると印象はどう変わるのか、それぞれの言葉の音の響きはどうか考え、実践しました。日本の「国語」では言葉の意味を云々することがもっぱらで、一つひとつの言葉が持つ「音」「風合い」に注意を向けることは稀です。どの文化の言葉もまずは「話す」「聞く」から生まれました。意味だけでなく「響き」を意識することには大きな意義があります。今後生徒たちが学校などで書く作文には米津節だけでなく、これまでLAで扱った赤川次郎・江國香織両氏の、響きの効果も考えた「プロの言葉の技術」が煌めくことになると思います。

Lesson Review MEL-5 and Advanced Classes June 2024

 今月のMEL-5クラスのレッスン内容

1.課題に3文で話す練習:誰かが言った/したこと、学校、英語の授業などについて。

2.英検2級のリスニングを聞いてリピート、タイプ、レポートして表現を学ぶ。

3. Bridge Work語彙: 人生や生活、感情、環境、英米で異なる語彙などに関することばの使い方の練習、例文をタイプする。

4. Inside Reading:自転車の歴史に関する文章の語彙の学習、Segwayに関する文章を読んで概要や内容を理解、正誤問題に答える練習。ChatGPTを使ってSegwayが成功しなかった理由を調べて要点をまとめる練習。

5.Reading & Writing:記憶のメカニズム、脳の働きに関する文章の構成や内容を学ぶ、課題に答える、言い換えの仕方の練習、今後の学習の仕方について書く。


今月のAdvancedクラスのレッスン内容

1.Kikutan Reading(語彙): Day 39-46で語彙や表現を学ぶ、リピーティング/シャドーイング(話す)の練習

2.Inside Reading:健康をテーマに脂肪の種類と、飢餓が身心に与える影響関する文章を読んで語彙や表現を学ぶ、要点を捉える、概要をまとめる練習。

3.Reading & Writing: パラグラフの構成の復習、自分が作りたいスクールを説明するエッセイを各。脳科学をテーマにより速く正確に読むための工夫に関する文章を聞いて、読んで課題に答える、自分がどのように学習すべきかについてパラグラフを書く練習。

4.問題:東京理科大学工学部の小問を解く練習、集団免疫に関する文章を読んで設問に答える、要点をまとめる。AIによる疑似音声に関する記事を読んで問いに答える。

5.Topic: 訪ねてみたい場所について調べて要約となぜそこを訪ねてみたいかを考えを書く。

Lesson Review MEL1-4 Classes June 2024

 MEL-1

・Winpass: 6月期は I want to go to Okinawa. など、行きたい場所、そこで見たいもの・食べたいものを発表するスピーチで締めくくりました。観光をテーマに場所の表現や、訪れた場所でしたいことを伝える時の語彙や表現を練習しました。

・基礎英語6月号:  宇宙人のGreyの宇宙船はタイムマシンも兼ねている、というストーリー展開を楽しみながら、さまざまな表現を練習しています。主人公たちは今月はハワイとオーストラリアを訪れます。現地の様子を知り、行ってみたい!と思った生徒さんがたくさんいたようです。

MEL-2

・基礎英語 6月号: 中学2年までのさまざまな語彙や表現がどんどん登場するため、きちんと理解しようとすると大変なところも出てきました。レッスンでは音読や内容についての応答、ロールプレイなど、英語回路を作るための練習に加え、省略されている部分を考えることで自然に文法知識と文脈理解を結びつけられるような活動を行っています。

・Bridge Work: 今月は単数、複数の使い方を重点的に練習しました。日本人にとって概念的に理解しにくい部分ですが、生徒たちは理屈と感覚を駆使して英語回路作りに励んでいます。少しずつわかって使えるものが増えてきました。

・ELST: 今月から英検の単語練習をしながら「発音、シャドーイング、意味テスト、選択問題、シャドーイング」の5ステップで例文を覚えていく活動を開始しました。正しい発音と運用語彙・表現を少しずつ身につけていきます。

MEL-3

2-Min. Talk: 今月は「明日の夕食に何が食べたいか」「朝学校に行くのに何時に家を出るか」という質問から会話を始め、相手の話をより具体的に理解するための質問をしていく練習をしました。同じ対話を4回続け、最後にライティングをします。それをクラスで共有し、より具体的な描写にするにはどうするべきかを話し合っています。

基礎英語 1:今月もサマリー(要約)の書き方を丁寧に指導しました。リニューアル後の英検でも要約問題がライティングに追加されましたが、内容を読み込み、それをアウトプットする力が当たり前に求められます。今月から2つのお話を4文でまとめ、クラスに共有しています。

Bridge Work: 現在進行形と現在形の使い分けを意識するために、英文を聞いて状況をイメージして、それを再現する練習を行っています。また接続詞の表現を前置詞の表現に置き換えるなど、同じ内容を伝える際の表現の幅を増やしていく練習も行っています。

ELST: 英検3級レベルの単語を使った文での練習を行っています。例文が複雑で難しくなりますが、引き続きAIと一緒にアウトプットに結びつく英語回路作りの練習を続けていきます。

MEL-4

3-Min. Talk: 今月は「高校生は夏休みはどう過ごすべきか」というトピックについて対話をしました。お互いに意見交換をすることで、当たり前だと思っていたこと以外にも目がいくようになった生徒もいたようです。

基礎英語 2: 適切な文法や表現を使って、対話の内容を要約する練習を行っています。4月と5月を経て、ポイントを絞ることに難しさを感じている生徒が多いようだったので、6月期は講師が問いを作って投げかける方法を取りました。少しずつポイントの掴み方がわかってきたようです。

Bridge Work: 今月は場所を描写する際の表現を練習しました。聞き取った内容を絵にすることで情報を正しく受け取ることができたかを確認しました。また、数字や単位の練習、長文を使った速読の練習も行いました。

ELST: 引き続き英検準2級の文を使った練習を行なっています。例文が長く文法的にも意味の取りにくいものも増えていますが、チャンクごとに理解してアウトプットすることで英語回路をアップグレードしていきます。

プレゼンテーション:6月20日は友達についてのライブプレゼンテーションを行いました。今回もペアでそれぞれ自分たちの評価基準を作り、自分の作品も含めて評価しました。ビデオプレゼンテーションとは評価基準が異なることに気づいた生徒が多かったようです。

MEL News June 2024

News-1 LAMJ夏の特別講座開催します!

毎年夏には1つの大きなテーマを取り上げ、小中高生がじっくり話し合いながら深掘りする「夏の特別講座」を開催しています。今年は対面で1テーマ(「プレゼンの達人」)、オンラインで1テーマ(「絶滅危惧種が人間を裁判で訴えたら」)、それぞれ別のテーマに取り組みます。講師は、長年小学生から社会人までプレゼンを指導し、「正解のない問い」をめぐって小中高生と議論を重ねてきた狩野みきがつとめます。普段LAMJコースに参加なさっていない方もご参加いただけます。どしどしご参加ください!

News-2 マイスタ探究 7月6日スタート!

マイスタでは、自己理解・他者理解をする機会として「マイスタ探究」を開始します。
進路やキャリアを決めていく上で欠かせない「自分発見」をして「自信スキル」を伸ばすためのイベントです。マイスタ生以外でも興味のある方はぜひご参加ください!スクパスでお気軽にお知らせください。
開催サイクル:毎月第1土曜日の午後5時から6時まで
参加費:2,500円
申込締め切り:6月28日(金)

News-3  夏休みイベントのお知らせ

夏休み中はMEL Schoolが「マイスタ夏カフェ」に変身します!レッスンのない時間帯にさまざまなワークショップやイベント・講習を開催します。
テーマは「ワクワクする夏に出会おう」
小学生向けのサマースクールスタイルのイベント、受験生応援イベント、英語だけで過ごすEnglish Day、タイピングレッスン、英検講習、YouTuberになろう!、タイの小物作りなどを検討中です。イベントカレンダーを随時更新するので、楽しみにしていてください!

各コースの5月の学習内容とトピックス

MELコース 5月のレッスン内容はこちら

6月のレッスンは以下の担当で進めます。
MEL-1 第1講師 浅井利和子 アシスタント ウィップルマイケル翔、守部心々音(ここね)、齊藤名津(なつみ)
MEL-2  浅井利和子
MEL-3  第1講師 浅井利和子・ウィップルマイケル翔 アシスタント 齊藤名津(なつみ)
MEL-4 浅井利和子

MEL-5 &Advancedクラス 5月のレッスン内容はこちら

MEL-5クラスでも本格的なOxfordの教材を使ったリーディングの学習が始まりました。
Advancedクラスでは大学入試問題にもチャレンジしています。

Primary & ER多読クラス 5月のレッスン内容はこちら

フォニックスやチャンツ、会話練習をしながら毎回楽しいレッスンのPrimaryクラス。
多読クラスではお互いの読書内容からどんどん学びが広がっています。

LAMJコース 5月のレッスン内容はこちら

MJコースの頃からの定番の活動「事実と意見」の線引き。大人でも難しいものですが、これをマインドフルネスと結びつけた課題に挑戦。ますます言葉の使い方の技術が磨かれています。

マイスタ 5月のご報告はこちら

6月から新しい先生が担当になりました。大手塾での講師を経て、民間教育だからこそできることを、理念に自立型のオンライン塾を運営している木原吉隆先生。明るく親しみやすい先生で、生徒さんのことを一生懸命に考えてくれます。昨年からマイスタでも受験生の理系科目相談や、進路探究イベントで連携をしてきた先生です。

RFL 5月の学習内容はこちら

5月から新しい本がスタートしました!Izzeldin AbuelaishIShall Not Hate: A Gaza Doctor's Journey on the Road to Peace and Human Dignity (邦訳『それでも、私は憎まない――あるガザの医師が払った平和への代償 』です。今を語る上で大切な1冊です。

最新のブログ


Recap 紹介動画

スクールの各コースについての紹介動画を共有いたします。MEL Schoolでの学びにご関心のある方がいらしたら、ぜひリンクを共有してください。できるだけ多くの方に「人生を豊かにする一生ものの学び」をお届けできればと思います。

MEL(英語)紹介動画

LAMJ紹介動画

LAMJ紹介動画(フルバージョン)

マイスタ(小学生)紹介動画


新入生募集中!

体験レッスン・説明会申込は電話、メール、LINEにて承ります。

<伝えることの大切さ>

「自分が思っていることを周りの人が理解してくれない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
どんなに親しい間柄でも、「こんなふうに思ってたの?」と驚くこと、ありませんか?

長年の友人から、「子どもたちにはね、困ったときにちゃんと『助けて!』って言える人になってほしい」と聞いた時、とても素敵だな、と思いました。年齢に関係なく、「助けて!」と言うことは実はとても難しいと感じることがよくあるからです。

卒業生の結婚の報告に「おめでとう!」と伝えたら、「相手は大学の英語関係のサークルで知り合った人なんです。MELに行ってなかったら出会えなかったのですごく感謝しています」という内容のメッセージが届きました。少しでもそんなふうに思ってくれてる、と知ったことで、ものすごく、涙が出るぐらい嬉しい気持ちになりました。「ありがとう」の気持ちを伝えることの大切さを改めて教わった気がします。

3月のレッスンの時。当時6年生だった生徒さんが、「先生これ学校で作ったの!」と見せてくれたのが今回紹介している写真の作品です。日本語と英語で丁寧に和菓子について説明したブックレット。「英語の授業で作ったの?」と私。「なんでもいいんだけど、英語入れてみた!」と彼女。自分で英語を使う機会を作っているんだなーと感動。これも伝えてもらわなかったら知らなかったことです。

何かを伝えたら、その人と距離が縮まる。そう思っています。「どんなふうに思われる?」と怖がらずに、伝えて、感じて、考えて、成長する。そんなサイクルを自分でも心がけていきたいです。

「助けて!」でも「こんなことがあったの!」でも、「伝えたい」と少しでも思ったらいつでも伝えてください。皆さんの気持ちのかけらだけでも分けてもらえたらとても嬉しいです。

6月もどうぞよろしくお願いいたします。

浅井利和子 Towako Asai
AIDEA/MEL School 三鷹







Lesson Review Primary and ER Classes May 2024

Primary   May 6 - May 27, 2024

Let’s Go! <Let’s begin 1>では、4月に学習した母音 Aa, Ee, Ii, Oo, Uu に引き続き、Cc,

Gg, Bbを学習しました。アルファベットの名前読みと、実際に発する音、には違いがあることを少しずつ意識できるようになりました。新しく触れる言葉もチャンツに乗せて絵で覚えることで記憶に残りやすく、その後のレッスン活動に既習内容を活かすことができています。

会話練習では、登場した単語を使いながら、How many ?(いくつある?)Let’s count!(数えてみよう) -one, two, three… eight. Eight. のように、ものの数を聞き合い、一緒に数えるペアワークをしました。具体的にボールの数を聞くときには、How many balls?と名詞を複数にすることも覚えました。

 

ELST Elementaryでは、色、天気、動物にまつわる単語を、日々の暮らしの中で使う場面を想像しながら練習をしました。音声を正しく真似て、マイク機能で自分の発音が認識されるかを試したり、その評価点数を意識することで、前向きに取り組むことができており、回を重ねるごとに上達しています。ぜひレッスンとレッスンの間にも同様の練習を繰り返してください。

 

 

ER多読   May 6 - May 27, 2024

5月のER多読コースでは、子ども達 Kipper, Biff, Chipとペットの犬の Floppy やその家族が繰り広げるお話を通して、このような場面に遭遇したらどうしたらよいのか、自分ならこうする、という声がよく聞かれ、生徒さん各々が自らの場面に置き換えて思考する様子が見られました。子ども視点での想像力、発想力は大人が思いつく域をはるかに超えており、「Oxford Reading Club」で読書を楽しむことが、英語を学ぶ時間のみならず、思考を豊かにする機会となっていることを嬉しく感じました。

 

進め方:

「Oxford Reading Club」の絵本コレクションの中から自分が読みたい、と思う本を選び自由に読み進めてもらいます。冊数に上限はありません。

 

ご家庭では、その中から一冊選び、お話に登場する文をアルファベットの書き方や文字間隔に気をつけてすべてノートに書き写し、音読する練習をします。レッスンでは、そのノートを見ながら、今度はクラスメイトに伝えることを意識して発表をします。