大学進学説明会 MEL School 三鷹 2019年11月9日
【大学入学共通テスト】 <= 大学入試センター:11/15までに民間試験見送りを受けた対応を発表
1. センター試験同様、国公立大学では必須だが、私立大学では受験方式の一つ
2. 国数で記述式導入、英語は筆記がリーディングになり、リスニングの比率倍増
英語センター試験:筆記200点、リスニング50点=>共通テスト:リーディング100点、リスニング100点
リーディングは様々な文章から概要や要点を把握する力や、必要とする情報を読み取る力などを問う
=>発音、アクセント、語句整序などを単独で問う出題されない (<=英語民間試験で測定)
リスニングは音声の回数が問題によって1回、または、2回 (センター試験は全て2回)
New => 民間試験の見送りによって英語の出題方式や内容、配点は? 国数の記述式は?
3.国公立大受験には新方式対応が要るので、私立上位校を志望校にする受験生と分かれる可能性
4.私大の主な入試方式(中大例)は①個別試験のみ、②共通テストのみ、③個別と共通の併用があり、
①個別試験のみが最も標準的で、募集定員数も多い
②共通テストのみは募集人数も少い上、国公立大や上位校受験者が併願に使うことが多く、難度が高い
★ 国公立大学を受験しない場合、共通テストは;
・
個別試験と併用 (共通テストで有効な成績が期待できるか、私立受験校向けの学習が活かせる場合)
・
併願学部や併願校の入試に利用 (受験機会を増やしたい、個別試験を受けずに済ませたい場合)
・
受験しない (余計な時間や手間をかけずに個別試験に集中する)
New 見送り=> 【大学入試英語成績提供システム】
大学入学共通テストは英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため、高校3年の4-12月に2回まで受けた民間試験の結果が大学入試センターに提供されます。 (民間試験:英検、TEAP、GTEC、TOEFL, IELTS, Cambridge)
生徒が在籍している高校経由で共通テスト受験番号の申請が行われ、来年1月に大学入試センターから共通IDが発行されます。大学入試英語成績提供システムシステムを使って民間試験結果を利用する生徒は、英検などを受験する際にこの共通IDを入力・記入します。
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)
語学カリキュラムの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために欧州評議会が設定。
実際に民間試験の結果を入試に利用する大学は、具体的にどの試験で、どれだけのスコアと設定。
B2 英検準1級2304~2599 合格スコア: R/L/W 1792/2250 + S 512/750 => Total
2304/3000
B1 英検 2級 1950~2299 合格スコア: R/L/W 1520/1950 + S 460/650 =>
Total 1980/2600
★ MEL Schoolの生徒は概ね英検2級CBTで各技能500以上、トータル2100以上のスコアを取得済
New => 【英語民間試験の利用方法と例】
英語4技能を測定する民間試験結果の利用の仕方は、大学や学部によって様々です。
例1.大学入試英語成績提供システム経由: 出願要件、個別試験に加点、個別/共通テストに換算
例2.公式スコアの提出: 出願要件、個別試験に加点、個別/共通テストに換算
例3.利用しない: 個別試験、大学入学共通テスト、または、その両方で判定
利用例
明治:大学入学共通テストの英語外部4技能試験は 2021年度入試については全ての学部で活用しない。
(経営学部は民間試験のスコアで英語試験の代用、他の科目の加点対象とする方式あり)
上智:TEAP型、学部学科試験・共通テスト併用型、共通テスト利用型 (一部学部除く)
☆ 大学入試英語成績提供システム経由での提出分のみ有効
早稲田:学部によって4技能試験(2年以内受験)を利用する入試枠設定 成績提供システム経由不要。
青学:☆加点扱いは大学入試英語成績提供システムからの提出に限定、出願資格は2年以内の証明書
中央:学部毎に英語外部検定試験利用入試枠と要件を設定、公式スコアで可。
法政(GIS): 換算で☆大学入試英語成績提供システム経由、または、2月以降の証明書で可(準1級)
明学:一般選抜、総合選抜、大学入学共通テスト利用入学試験(共通テスト+☆民間試験結果を加点)
ICU:受験方式によって外部試験スコア利用可。
【大学入試英語成績提供システムに利用可能な民間試験のタイプ例】 => ★ 個別の入試要件次第で受験
Reading、Listening、Writing Test は用紙に解答、Speaking Test はタブレット端末(音声吹き込み)
試験日: 6/14, 7/19 (申込3/11~25), 10/4, 11/1(申込7/10~8/4) 共通ID必須入力
会場:23区内、三鷹、武蔵野、調布、府中、小平、立川など(会場名は受検日の2週間前までに受検票で連絡)
課題 受験時期、席確保、準備受験、志望大学がGTEC-B2を認定するか
GTEC CBT 上限スコア1400 (B1: 960-1189、B2 : 1190-1349、C1: 1350-
試験日: 5/24(申込4/1~17), 11/15(申込9/23~10/9) 会場:23区内 (会場名は受検日の10日前までに受検票で連絡)
課題 練習受験は3/22 (申込1/7~) 、受験枠は十分あるのか、志望大学がGTEC-CBTを認定するか
一般:R70分、L50分、W70分、S10分(面接) CBT:R80分、L40分、W50分、S30分(吹込み)
2020年度第1回:6/7-CBT (申込4/6)、7/12一般、第2回:8/16 CBT、9/6一般 第3回:11/3 CBT、10/25一般
課題 2019年度終了、受験時期、試験内容と時間(丸1日)、有効なスコアがとれるか、採用校
★ TEAPを元々利用している大学は、成績表の提出で継続することが予想される
英検S-CBT (画面で出題-> マークシートに解答記入、スピーキングは吹込み録音)
予約申込(*予約金3,000円)すると受験枠は確保され、本申込の際に日時と会場を指定(11/1現在未公表)
*予約金3,000円は本申込の際に受験料(2級は7,500円)に充当される。(CBT受験料には振替できない)
第1回(4-7月受験)=> 本申込 2月9日~25日 <=申込み30万人
第2回(8-11月受験)予約申込1/15-1/27=> 本申込 6/20~
協会は申込数より2割多い席を用意するため、CBTのように近くの会場が瞬時に満席状態にはならないと予想
★ 予定通り実施。受験校や方法によって取得済、または、新たに受験して取得した証明書の利用を検討
2019年度第3回:1月12日(満席) 2月16日(申込12/2~) 3月15(申込12/23~)
注:第3回目の会場は台風による10月分の振替と、会場数が少ないことから席確保が困難
2020年度第1回:4月19日
(申込2/10 13:00~) 5/17(申込3/9-) 6/21(4/13-)
7/23(5/18-)
2020年度第2回:8/23
9/13 10/18 11/23
【英語能力測定試験(民間試験)の利用】
★ 英検2級CBTはMEL Schoolの生徒にとって、入試に利用しやすい民間試験です
・ 高1から対応する練習を続けている、受験に慣れている、既に有効なスコアを取得している
・ 取得済の2019年度スコア証明書を使える大学が多い、また、2020年4月から毎月受験機会がある
=> 他の受験科目の学習に集中できる ó 他の試験は6月以降で2回程度
・ 英検2級を受験の要件や入試方式の一つ(加点や代用)としている私立大学や学部が多い
★ 英検準1級やTEAP, TOEFE, IELTSなどを入試の要件や加点の対象にしている難関校や国際系の学部もあります。これらの試験は難度が高く有効スコアが取り難いので、英検2級のスコアが2,300を優に越えていて、これらのスコアが必要な生徒に対して、受験や準備を適当な時期に勧めています。
【進路・進学・受験の考え方と指導】
進路の考え方: ★ 受験は目的ではありません。大学名で将来を拓くことは出来ません。
・ まず将来の希望や進路、学習への関心を明らかにすること、
・ 次にその実現向けて適当な学部や学科、大学を選ぶこと、
・ そして自分に合った進学方法(推薦、入試、受験方式、受験科目など)を選ぶこと、
・ それに向けた学習スケジュールを立てて実行すること
進路指導
将来:2年次の面接から将来何をしたいか、どんな領域で働いてみたいか、何を学びたいかなどを問いかける
進路:春に面談して、志望や方向性、推薦や受験方法などによって夏までの学習の仕方を助言
志望:夏頃に進路、志望学部や大学、進学方法や学習の進捗を確認し、過去問題で状況を認識
受験:秋頃に受験学部や大学、受験方式を相談、過去問題を基に具体的な学習指導、推薦には面接練習
生徒の将来や進学への考え方と対応例
1.将来の夢、やりたいこと、関心があること、学びたいことが明確で強い意志がある生徒
=> 志望理由や意志、他の選択肢などを確認。時期を見て併願する大学や学部を推奨。
2.真面目に勉強しているが、将来したいことや大学で学びたいことが未だ明確ではない生徒
=> 方向性を確認しながら段階的に絞り込んでいく。無理に決めつけず「とりあえず」も選択肢。
コミュニケーション、異文化、リベラルアーツ(専攻は3年次)、*データサイエンス(DS)、情報工学
*DS: 文理融合でデータを読み解く分析力、データを使って価値を生む創造力やイノベーションを起す力を学ぶ
3.出来るだけよい大学に進学したい生徒
=> 現実、進捗、可能性を見ながら、時期を見て適当な学部や大学、受験方式などを推奨。
★ レッスンでは、様々な分野の記事や映像を紹介して、生徒に将来を考えてもらえるように心掛けています
学習指導 ★ 適切な助言や指導をするためには、各種試験結果(定期、実力、模擬)は不可欠です
★ 2年次: 得意な、関心がある、強化したい科目でどこまで伸ばせるかに挑戦して自分の可能性を探る
大学での学習や将来のキャリアは、自分の強みや関心を活かす、伸ばすことで拓いていく
★ 3年次: 進路に応じた学習計画・時間配分に基づいて、自ら効率的、効果的な学習を続ける
学習スケジュール: 入試の配点や強化・補強目標によってユニット数を配分(1.0ユニット50~60分)
- 夏までの平日は2.0~3.0ユニット、休日は可能なら1.0~2.0追加
- 夏休みは3.0~5.0ユニット、以降は集中力を維持しながら継続できる範囲のユニット数を毎日必ず続ける
- 小論文や和訳、過去問題などの「~大学対策型学習」は、志望校や受験校が明らかになる夏以降に
英語: 最も大切な長文とことばの使い方はレッスンで。文法や語彙は学校のテキストを復習して身につける。
必要に応じて適当な長文問題集を渡して学習指導。
夏頃から志望校や受験校に応じた学習の仕方を指導。
秋頃から受験校の過去問題に対応する課題や学習方法を指導。家庭学習は学校の授業の復習や課題を中心に1日1.0ユニットを継続し、夏以降は過去問題や課題分を0.5~1.0ユニット増やす。
なお、英語を使う力を測定する民間試験、大学で学習する力を問う入試では、以下を問うものが中心です。
単語:日本語の意味ではなく、文脈における意味を推し量る力と、ことばを正しく使うことができる力
長文:日本語に訳す力は一部で、ほとんどは大意、要点、文脈などを正しく理解出来ているか
文法:難解な文法知識ではなく、使うための文法(時制や条件、ことばの使い方)が身についているか
<= 問題集や参考書にかじりつく、単語をひたすら覚える、日本語の講義を聞くことでは力はつきません。
国語・社会: 文科系の入試は国語と社会をどれだけ伸ばせるかが決め手。関心があれば自習、または、力を伸ばすための塾やビデオ講義の受講を推奨。自信がなければ関心を持たせてくれるような指導やビデオ講義の受講を推奨。一般的な受験対策講習で力は伸びにくいので、通塾は学習課題や目標を明確にしてから。
大学入学後
多くの大学が、入学時にTOEICやTOEFLなどをプレースメントテストとして学生に受験させ、そのスコアを英語のクラス分けに反映させます。MEL Schoolの卒業生は、各進学先で大体トップのクラスに入ります。
大学では、授業で一般的な英語力を伸ばすことはほとんど期待出来ません。英語で行われる授業や学習を通じて、その学習領域で英語で理解する力、考える力、そして使う力をつけて英語力を伸ばします。
★ 大学進学前に基本的な英語力をしっかり身につけていくことによって、将来の可能性が広がります。
生徒の将来
生徒が社会に羽ばたくのは2025年以降、社会で活躍するのは2030年頃からです。
どのような世界になっているのか全く予想できない今世紀の半ば、彼らはまだ50歳です。
人生は長く、仕事や働き方、生き方も大きく、しかも急激に変わっていきます。
「どこの大学を卒業した」 といった過去形ではなく、意志や関心によって将来を築いていくことが必要です。
ご父兄や教師には、生徒に大学入試の合格を目的とした暗黒の受験勉強を急かすのではなく、将来したいことや大学で学びたいことのために自主的に、前向きに頑張れるように応援することが求められます。
本年度CBT方式の試験日程と申込期間
2019年度第3回検定
2019年12月8日(日) 9月30日(月)13時~11月11日(月)17時
2020年1月12日(日) 10月28日(月)13時~12月9日(月)17時
2020年2月16日(日) 12月2日(月)13時~1月20日(火)17時
2020年3月15日(日) 12月23日(月)13時~2月10日(月)17時
<4技能合計上限スコア>
C1 1350〜1400 B2 1190〜1349 B1 960〜1189 A2 690〜959
Core:840点 Basic:1080点
Advanced:1280点(120分)=>B1/2Q
Reading: 43問45min
Part A 14問:(文法ではなく) 適当な語句を異なることば4択
Part B 14問: What is this passage mainly about、告知内容4題に対して各2問
Part C 15問: (分かりやすい/2Q)長文3題に対して各5問 MI, According to the passage, 5W1H Qs
Listening: 40問25min
Writing: 1問20min 高齢化社会が進む中、お年寄りが住みやすい社会にするために、若いひとたちが出来ること
Speaking
CBT:1400点(175分/9,900円) =>B2/P1Q
共通テスト版:20年は6月14日、7月19日、10月4日、11月1日に全都道府県で設けた会場で実施し、受験料は6820円の予定。
英検
「大学入試英語成績提供システム」を介した入試を目指す場合は、「英検2020 1 day S-CBT」「英検CBT」をご受験ください。 「大学入試英語成績提供システム」を介さない場合、引き続き英検(従来型)を受験可能。
英検(従来型)の実施・運営を継続します。私立大学での一般入試をはじめ、「大学入試英語成績提供システム」を介さない大学入試では、従来型の英検を利用可能。