マイスタ5月のご報告

 Google Calendarの共有をしました

4月29日に実施した説明会でお願いしたGoogle Calendarの共有後、年間学校行事、1週間のスケジュールを確認する面談を行いました。学校の授業中に集中するための睡眠時間は?など、毎日を健康に、そして充実させていくためのスケジュールを相談しました。実践してみて効果を確認し、より良い自分の生活習慣を身につけていってもらえるよう、これからもサポートしていきます。


学習時間とリラックス時間のバランスが大事

「頑張ろう!」という気持ちの強い生徒さんは勉強時間を予定に入れすぎて、そこが達成できない、という反省点を挙げてくれました。「思い切ってこの勉強時間はダラダラする時間にすれば、自分の予定通りに進められて気持ちよくなるね」とアドバイスしたところ笑顔に。自分の守れる、気持ちの良いスケジュールを立てるのは誰でも大変。浅井自身もいつも四苦八苦しています。でも頑張りたい、そんな気持ちを一緒に大事にしながら、良いバランスを見つけていってほしい。応援しています!


学習の順番を変えてみる

学びスペースの時間で学校の宿題とアタマプラスに取り組んでいる生徒さんの何人かは、宿題を先に、そして余った時間でアタマプラスを、というスケジュールでした。そうすると毎回アタマプラスの時間が短くなってしまい、管理画面には「解説をきちんと読んでいない可能性があります」などの表示が。焦って勉強しても身にならないね、とお話ししたところ、宿題とアタマプラスの順番を変更。いつもよりも全体の時間はかかったものの「この方が集中できて理解できました!」の笑顔が。ちょっとした工夫で学習効率はグッと上がるものです。これからも一緒に試行錯誤の伴走をしていきます!

RFL 5月の学習内容

Shall Not Hate: 
A Gaza Doctor's Journey on the Road to Peace and Human Dignity 

今月からIzzeldin AbuelaishIShall Not Hate: A Gaza Doctor's Journey on the Road to Peace and Human Dignity (邦訳『それでも、私は憎まない――あるガザの医師が払った平和への代償 を読み始めました。

イスラエル軍の爆撃により3人の娘を失った医師の手記。報道では見えてこない生身の人間の「顔」とガザ地区の人々の暮らしぶりが、著者ならではの抒情的な美しい文章で綴られています。

RFLメンバーの方たちからは「イスラエル・パレスチナ問題だけでなく、著者の文章からたくさんのことを学べそう」というお声をいただいています。毎週取り組んでいただく課題として、ガザの生活を自分事として捉える、著者の文体にならって自分のふるさとを語る、著者が使う語句を使って千字文のような文章を創作するなどに取り組んでいただきました。

1回のzoomセッションでは、志賀直哉の(省略のすこぶる多い)文章の英訳にチャレンジ。日本語と英語の違いをあらためて意識することで、英語力、表現力をさらに磨いていただけたかと思います。

LAMJコース5月の学習内容

LAMJ-B

事実と意見:目の前にある情報は事実か意見か。この線引きができることは考える力の基本でもあり、今の情報氾濫社会を生き抜く必須の力でもあります。今月は事実と意見を見分けるクイズをやり、その延長で「色」についても考えました。同じものを見ていても「黄色よりの白」と言う人もいれば「クリーム色」と表現する人もいる。果たして「色」は「事実」と呼べるのか—今月もおもしろい考えがたくさん出ました!

 

朝日中高生新聞:テキストとしている朝日中高生新聞を毎週さまざまな角度から主体的に読んでもらっています。いちばん好きな記事は?いちばんどうでもいいと思う記事は?「この話、知ってます!」と先生に言ったらほめられそうな記事は?新聞に使われている色の中でいちばん好きなのは? どの問いにもしっかりと理由を言えるよう指導しています。

 

ランゲージ・アーツ:ランゲージ・アーツとは、分析と議論を重ねることで手に入る「言葉の技術」のこと。LAMJ-Bではランゲージ・アーツ入門として「筆者は誰に向けて書いているのか」「筆者は、読者にどうなってほしいと思っているのか」という2点を考えてもらいました。読み手としての自分の立場と、書き手としての筆者の立場を行ったり来たりすることで深まる理解、刺激される想像力。そしてそこから見えてくる言葉の技術。「国語」とはかなり違うアプローチで、少人数だからこそ習得できる言語化力、言葉の力をつけています。



LAMJ-A


事実と意見、アップグレード版LAMJの前身「MJコース」の頃から、目の前の情報を事実・意見に分けることは生徒たちの嗜みのひとつ。上級コースですから、事実と意見の線引きも難易度をあげて学習しました。テキストとしている朝日中高生新聞から色々なタイプの文に注意を向け、それぞれ事実なのか意見なのかディスカッション。細部まで目を光らせ、精緻な、素晴らしい話し合いができたと思います(すごい)。新聞記事がいかに「意見」だらけか気づいてくれたかな。

 

マインドフルネス大実践:朝日中高生新聞で「ストレス」が大々的に取り上げられていたことから、ストレス軽減法の一つである「マインドフルネス」を授業で実践してもらいました。価値づけをやめて物事をあるがままに受け入れるというマインドフルネスは、実は事実と意見の線引きができるとやりやすいのです。最後に生徒たちに「世界中の人がフツーにマインドフルネスができるようになったら何が起きる?」と尋ねたところ「人々の共感力が高まる」「相手に対して何も思うことがなくなって、結婚率が下がる」「皆が事実と意見の区別がつくようになるから、逆に新しい形の意見が生まれて、今の状況とあまり変わらないと思う」などの答えが。感受性豊かにたくさんのことを考えていることが伝わってきました。

 

読者を驚かせる「言葉の技術」:ランゲージ・アーツ、今月は、江國香織の短編を題材に「Aだと思っていたのに実はAじゃなかった」と土壇場で読者を驚かせる技術に着目しました。相手を引き込んで綺麗にどんでん返しをしてみせる技術は、作文やプレゼンをレベル上げしてくれます。そんな技術を皆で話し合って探し、これだ!と思った技術を自分の文脈で応用・実践。そうしてできあがった文章の「驚かせ力」の見事なことと言ったら!伝える力とは、考える力と言葉の技術のせめぎ合いです。その両方を今月もしっかり学びました。

Lesson Review MEL-5 and Advanced Classes May 2024

今月のMEL-5クラスのレッスン内容

1.問いや課題に対して3文で話す練習:したことや見たこと、驚いたことなど。

2. Bridge Work語彙:旅行や交通、犯罪、時、職業などに関することばの使い方の練習、例文をタイプする。

3. 品詞の役割と使い方の練習:副詞の役割と使い方の練習、品詞の復習、間接話法の使い方の練習。

4.(新)Inside Reading:自転車の歴史に関する文章を読んで概要や内容を理解、正誤問題に答える練習。

5.Reading & Writing:職業に関するビデオを視聴して課題に答える、主題と説明の書き方の練習、自分が関心のある仕事についてパラグラフを書く。


今月のAdvancedクラスのレッスン内容

1.Kikutan Reading(語彙): Day33-38で語彙や表現を学ぶ、リピーティング/シャドーイング(話す)の練習

2.Inside Reading:気候と天気の違いに関する文章を読んで語彙や表現を学ぶ、要点を捉える、概要をまとめる練習、体に良い/悪い影響を与える脂肪に関する事例を読んで内容を理解する、語彙や表現を学ぶ。

3.Reading & Writing: Wall Stree Jounalの事業継承に関する文章を聞く、読んで内容や表現を学ぶ。Lindtチョコレートの歴史に関するビデオを視聴してその由来と継承を理解して説明する練習、情報をまとめるパラグラフの統制の取り方を練習

4.問題:明治大学理工、情報コミュニケーション学部の入試問題を解く練習、犬とは異なる猫の習性に関する文章を読んで要点をまとめる。

5.Topic: 好きな/尊敬する人物、遺跡・史跡について調べて要約や考えを書く。

Lesson Review MEL1-4 Classes May 2024

 MEL-1

・Winpass: 5月期は好きなこと、得意なことを伝える練習を中心に行いました。I like singing. I'm good at playing soccer. などの言い方を練習し、みんなの前で自分の好きなこと、得意なことについてスピーチをしました。みんな、とても上手にできましたね!

・基礎英語5月号: 4月当初、MEL-1の履修2年目の生徒さんたちは「前のお話の方が面白かった〜」と言っていたものの、アメリカからの転校生が実は宇宙人!のストーリーに夢中になってきたようです。内容に入り込んでこそ身に付く英語の運用力。今年もストーリーを楽しみながら着実に表現できることが増えてきています。早くも過去形が登場していますが、発音を中心に丁寧に練習活動を進めています。

MEL-2

・基礎英語 5月号: 中学生になって初めて英語を本格的に学習し、自信なさそうに音読をしていた生徒さんたちもゴールデンウィークの宿題だった4月号の音読リレー練習をよく頑張ってくれました!あっという間にすっかり英語らしい発話が身についてこの時期の吸収力の素晴らしさに感動。代名詞や省略されている部分についてのクイズも、グループで一生懸命考えることで読解力がみるみる身についています。「みんなで話すことで理解が深まった」と振り返りに書いてくれる生徒もいて嬉しいです。

・Bridge Work: 英語初学者にとって難しい代名詞の活用。また、be動詞は英語の根本であるためしっかり使いこなせるようになるには多くの練習を要します。頭で理解できることと運用できることには天と地の差が。ここがだんだん埋まってきていて頼もしいです。

・ELST: 今月から会話練習にも挑戦。デジタルネイティブの生徒たちはAIを使いこなし、どんどん英語を自分の言葉にしています。

MEL-3

2-Min. Talk: 今月は「放課後にどんなことをするか」「明日の夕食に何が食べたいか」という質問から会話を始め、適当な質問をしながら会話を続ける練習をしました。2024年度からの新しい英検でも「質問を作る力」がアウトプットで試されるようになっています。生徒たちは毎回の実践練習で自然にそうした力を身につけています。

基礎英語 1:今年度は方法論をさらに進化させ、サマリー(要約)の書き方を丁寧に指導。リニューアル後の英検でも要約問題がライティングに追加されましたが、内容を読み込み、それをアウトプットする力が当たり前に求められます。レッスンではまず1つのストーリーを2文で説明するトレーニングを行い、全員で共有することで学びを深めています。

Bridge Work: 現在進行形と現在形の使い分けの練習、これまで学習した動詞の総復習を行ないました。ここで自動詞と他動詞を区別して使い方を覚えることで、文型の理解、正しい文法運用でのアウトプットに繋げるための下準備を行なっています。

ELST: クラスの進行としては英検4級レベルでの例文の練習が終わり、英検3級レベルの単語を使った文での練習に入りました。例文が複雑で難しくなりますが、引き続きAIと一緒にスピーキングに結びつけるための練習を続けていきます。

MEL-4

3-Min. Talk: 今月は「部活をするべきか」「高校生はアルバイトをすべきか」というトピックについて対話をしました。自分の意見を整理するための Pros and cons (良い面と悪い面)のメモを作り、どちらの立場で話しを進めるかの練習をしました。

基礎英語 2: 重要語句や使えるようになってほしい文法ターゲットを指定して間接話法で3つのストーリーを要約するタスクを行なっています。注意すべきところが多くなかなか大変ですが、添削後の要約をクラスで共有し、お互いに学びを深めています。

Bridge Work: Book 2の前半は物語調の問題文が多いですが、最初は音読に苦労していた生徒たちもだんだんコツを掴んできました。過去進行形と過去形の使い分けを文脈に沿った形で読み、アウトプットすることで運用の幅を広げています。

ELST: 引き続き英検準2級の文を使った練習を行なっています。例文が長く文法的にも意味の取りにくいものも増えていますが、自分で使えるようになることが目標です。

プレゼンテーション:5月9日のビデオプレゼンテーションではペアでそれぞれ自分たちの評価基準を作り、自分の作品も含めて評価しました。自分の作品を客観的に評価することで得られたことはとても大きかったようです。全員がとても良い振り返りを書くことができました。

MEL News May 2024

News-1 英検がリニューアルされます!

2024年度第1回の英検から3級以上の問題形式が変わります。具体的にはライティング問題が追加になり、準2級以上では語彙問題、読解問題の問題数が減ります。運用力がより試される形式になるので、日頃からのアウトプットの練習がますます大切になります。詳しくはこちら


News-2 スピーチコンテストの受付が始まります

昨年から参加を始めたスピーチコンテストの応募が開始になりました。昨年は残念ながらファーストステージを通過できませんでしたが、良い経験になったという感想がたくさん寄せられました。今年も全力で頑張りましょう!Primary, ERクラス、MELコースの小中学生は全員参加です。よろしくお願いいたします。

News-3  MEL-2オンラインクラス始動

MEL-2クラス(小6-中2が主な対象)のハイブリッドクラス(火・土)に加え、オンラインクラス(水・土)が5月期から開講しました!遠方の方やスケジュールが合わないため諦めていた方でも受講が可能になります。ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。


各コースの4月の学習内容とトピックス

MELコース 4月のレッスン内容はこちら

MEL-1クラス、MEL-3クラスではアシスタントティーチャー制度が始まりました。
MEL-1クラスの第1講師は浅井利和子、アシスタントとして、ウィップルマイケル翔、守部心音(ここね)、齊藤名津(なつみ)がグループワークやペアワークを細かくチェック!
MEL-3クラスは浅井利和子、宮下青生、ウィップルマイケル翔、齊藤名津で担当しています。
MEL-2クラスは5月期は火曜日のレッスンを宮下青生が担当します。

MEL-5 &Advancedクラス 4月のレッスン内容はこちら

新高校1年生の多いMEL-5クラスでは面談を行っています。
Advancedクラスでは生成AIを使って事実を調べてから意見を述べるタスクを行いました。

Primary & ER多読クラス 4月のレッスン内容はこちら

今年から対面レッスンが再開になったPrimaryクラスではアルファベットフォニックスから丁寧に練習をしています。小学1年生から4年生までが楽しく学習をしています。
多読クラスは6年生だったメンバーがクラスを卒業し、小学1年生から6年生まで、それぞれの個性を活かした発表活動を行っています。

LAMJコース 4月のレッスン内容はこちら

MJコースは新年度からランゲージアーツを強化し、LAMJ(Language Arts of My Japanese)になりました!初心者対象のLAMJ-B(Basic)と LAMJ-A (Advanced)の2クラスでは小学5年生から高校3年生までが朝日中高生新聞をテキストに活発な意見交換を繰り広げています。

マイスタ 4月のご報告はこちら

2年目の今年は、マイスタスキル=自分を成長させるスキル、を身につけるためのプログラムとして進化させます。4月29日には説明会を実施しました。

RFL 4月の学習内容はこちら

大学生から社会人までの方が英語の良書から様々なことを学び、考え、伝え合うRead for Life。4ヶ月ごとに新しくなるテキストはどれも生きていくための知恵を授けてもらえるものです。5月からは新しい本がスタートします!

最新のブログ


Recap 紹介動画

スクールの各コースについての紹介動画を共有いたします。MEL Schoolでの学びにご関心のある方がいらしたら、ぜひリンクを共有してください。できるだけ多くの方に「人生を豊かにする一生ものの学び」をお届けできればと思います。

MEL(英語)紹介動画

LAMJ紹介動画

LAMJ紹介動画(フルバージョン)

マイスタ(小学生)紹介動画


新入生募集中!

体験レッスン・説明会申込は電話、メール、LINEにて承ります。

<全力を尽くすこと>
AIDEAの浅井利和子です。生徒のみなさん、いつも頑張っている姿を見せてくれてありがとう!!保護者の皆さま、たくさんのご理解とサポートに心から感謝申し上げます。RFLの受講生の皆さま、ご多忙ななか自己研鑽に努めるご様子を伺い、頭が下がります。
慌ただしい新学期、新年度も一段落する連休、どのようにお過ごしでしょうか。

MELコースでは新年度から若手の先生がアシスタントとしてレッスンに協力してくれています。連休中にミーティングをした時のこと。ありがたいなぁと思ったのは、どの先生もどうしたらもっと生徒たちの学びを豊かにできるか、という質問をしてくれたことでした。

長年生徒たちと関わってきて、今のところの私のベストアンサーは、全力を尽くすこと。講師は一人の人間として、その時その時のベストを見せる。そのために勉強もするし、工夫もする。そして体調管理に努める。生徒たちとの時間は一期一会と肝に銘じる。生徒と一緒に成長していく自分を楽しむ。

私ができることは多くないけれど、できることを一生懸命にやる。そうすることで次の扉が開く。そう信じることで頑張ろう、と思える。そんな気持ちを共有できたら、と願っています。

連休明け、みんなの笑顔に会えるのが今から楽しみです。
5月もどうぞよろしくお願いいたします。

浅井利和子
AIDEA/MEL School 三鷹







マイスタ4月のご報告

MEL Schoolの浅井です。4月と5月は瀧上がお休みをいただいている関係で浅井からご報告差し上げます。マイスタ生の皆さん、慣れない私の運営にお付き合いくださり、ありがとうございます!

まず、マイスタの代行を4月から開始し、気づいたことをお伝えします。

1. 生徒さんたちの頑張りに感動!

毎回主体的に自分のやるべきことに取り組むのがマイスタのシステム。ほとんどの生徒さんが「*学びスペース」を1年以上利用しているため、代行の浅井よりもはるかに慣れた様子で学習を進める姿は本当に素敵です。学習習慣が確立され、自分がどんな点に気をつけて学習を進めるべきか、しっかりと毎回伝えてくれます。「勉強こうやって集中してやると気持ちいいですね!」などの感想が聞けて涙が出るぐらい嬉しいです。

*学びスペースは教室・オンラインで実施している自学の時間です。2024年度は毎週月・水・木・土で開講しています。マイスタ生は自分で決めた時間に学びスペースに参加し、学校の課題や受験勉強などを進めています。

2. 学びスペースだけで足りているのか?という疑問

学びスペースで感動的な頑張りを見せてくれる生徒たち。ただ、そこでムクムクと湧き上がってきた疑問が「他の時間はどうしているの?」でした。学びスペースの利用は各自週1回1時間から週4回8時間ぐらいまで、とバラバラ。学校の宿題や課題も含めた自主学習の時間が学びスペースで確保されているのか?と心配に。そこで、新しいシステムを導入することにしました。


マイスタ説明会のご報告(4月29日実施)

瀧上とも「マイスタスキル」をわかりやすく言語化しよう、ということをこの数ヶ月取り組んできたのですが、代行をしたおかげで浅井なりにすんなりと言語化できるようになりました。
マイスタスキル=自分を成長させるスキル
マイスタスキルを身につけるために必要な要素は次の①②③と考えます。
①自信(自分を信じる力)
②やり抜く力(GRIT)
③基礎学力(学校の勉強)

マイスタスキルを身につけるために、マイスタでは以下の4段階を実行できるプログラムを提供します。

第1段階 やるべきことの見える化

第2段階 目標設定

第3段階 計画を実行

第4段階 振り返り


知識や勉強を教えてくれる場はたくさんありますが、自分を成長させる方法を教えてくれるシステムは、パッと思い浮かぶ場所がないなぁというのがマイスタの出発点です。
長年生徒さんたちに週2回英語を教えながら、学校の学習や進路についてたくさんの話を聞いてきました。そこで、小中高生に必要なのは勉強を教えてくれる場ではなく、自分を成長させるための方法論を教えてくれる場だ、と強く感じています。

これからたくさんの改良を加え、マイスタを進化させていくつもりです。マイスタ生の皆さま、保護者の皆さま、ご意見があればどんどんお寄せください。
また、MEL生、LAMJ生でご関心のある方はお気軽にご相談ください!

自分を成長させることが、一人ひとりが社会に貢献できることにつながる、と信じています。
これからもマイスタを応援してください!


Lesson Review Primary and ER Classes April 2024

Primary   April 1 - April 29, 2024

Let’s Go! <Let’s begin 1>では、英語の音の基本となるAa, Ee, Ii, Oo, Uuを学習しました。26のアルファベットには大文字と小文字があること、それぞれに音の発し方、書き方の特徴があることを、チャンツや色塗りなどのアクティビティを通して五感で覚える活動をしました。また、登場した単語を使い、What is it? -It’s a bicycle. のようにペアワークで会話練習をしました。

 

ELST Elementaryでは、アルファベット、果物、数字、月、曜日など日常でくり返し使用する語彙を学習しました。正しい発音で練習するだけでなく、文の中でどのように使われるかというところまでを1セットの練習として行います。

(森實美春)


MEL多読 ERコース April 1 to April 29, 2024

4月から気持ち新たにスタートした「Oxford Reading Club」多読コースですが、回を重ねるごとに、前回の反省を活かして成長していく様子が一人ひとりの取り組みから感じられ、よいスタートを切れたと思います。単語数の多い本に挑戦する人、本の題名からお話が楽しそうとわくわくしながら読みはじめる人、描写がきれい、スリルがありそう、とその先を想像しながら期待を膨らます様子が、発表の姿勢やレッスン後の投稿内容で伝わってきます。ストーリーを楽しむツール、新しい世界を知るツール、として英語を操れることを目標に、これからも多読を生活の一部にして継続してもらえることを願います。

 

進め方:

「Oxford Reading Club」の絵本コレクションの中から自分が読みたい、と思う本を選び自由に読み進めてもらいます。冊数に上限はありません。

 

ご家庭では、その中から一冊選び、お話に登場する文をアルファベットの書き方や文字間隔に気をつけてすべてノートに書き写し、音読する練習をします。レッスンでは、そのノートを見ながら、今度はクラスメイトに伝えることを意識して発表をします。

(森實美春)

RFL4月の学習内容

Claudia Dale Goldin 
Career and Family: Women’s Century-Long Journey toward Equity
 (2021、邦訳『なぜ男女の賃金に格差があるのか』を読む最終月。RFLメンバーの方たちには毎週いろいろな問いを投げかけ、ご回答を英語のessayという形で送っていただいているのですが、本書最後の問いは「あなたがもしも今とは違うジェンダーだったとしたら、今と違う仕事(または勉強・活動など)をしていると思いますか」。違うことをしているはず、と答えた方が9割。ご自身の人生を幼少期からなぞって「ジェンダーが違えばこの岐路で選択は変わっていたはず」と想像する方、「本当は〇〇をやりたかったけれど女性だからできなかった」とおっしゃる方、「それでも究極的には今やっていることに行き着くのでは」「正直、想像がつかない」などなど、ジェンダーというレンズを通して、自分の人生を生きるということについてまたもや考えさせられました。
1zoomセッションでは、日本語を母語とする人の最大の盲点「主語」について実践的に学びました。

来月からはIzzeldin Abuelaish著 I Shall Not Hate: A Gaza Doctor's Journey on the Road to Peace and Human Dignity (邦訳『それでも、私は憎まない――あるガザの医師が払った平和への代償 に入ります。

LAMJコース4月の学習内容

 LAMJ-B

ヴィヴァルディの「四季」と言葉:ヴィヴァルディの有名な『四季』より、題名は言わずに「春」と「冬」を集中して聴いてもらい、「何を思った?」「季節はいつだと思う?」と問いかけました。「スキップしそうな感じ」「寒いのが来てる感じ」などと実に多彩な言葉が出てきました。LAMJでは「言葉」をとても大事にしていますが、言葉は意味だけでなく、音も大事な要素。あなたは言葉をどれくらい信じてる?なんて哲学的な問いも投げてみましたが、なかなか骨太な答えが返ってきました。生徒たちの「言葉」がこれからどんなふうに花を開いていくのか。楽しみです。

 

裁判官は魔法使い!?:テキストとしている朝日中高生新聞に夫婦別姓の記事が載っていたことから、今月は世界の「夫婦の姓」について学びました。そのときアメリカの裁判官の写真を見せて「この人は何やっていた人だと思う?服装(法服)をよーく見て考えてね」と言ったところ、小6の生徒から「魔法を使う人?…映画に出てくる魔法使いにちょっと服装が似てる」との答えが。LAMJのおもしろいところは、こういう自由な発想がどんどん出てくるところ。そして、裁判官の一言で世の中はゴロっと変わるのだから、裁判官は魔法使いみたいなものなのかもしれないね、と発展できるところです。理由を考えることも、呼吸をするように自然にしっかりとできるようになっています。

 

オノマトペの達人:ランゲージ・アーツ(Language Arts、思考と熟練を重ねるからこそ身に付く「言葉の技術」のこと)の第一歩として、今月はオノマトペに焦点を当てました。ヨシタケシンスケさんの絵本の各シーンにオノマトペをつけるとしたら?この記事の内容をオノマトペで表すと?今の気分をオノマトペで表現するとしたら?などなど。既存のオノマトペも自作のオノマトペも色々登場、とても楽しかったです。



LAMJ-A


わたしたちのファンタジー・ランドの青写真:「正解のない問いに向き合う」「ランゲージ・アーツ(=思考と分析を重ねるからこそ辿り着ける、言葉の技術)」はLAMJコースの2大柱。正解のない問いに向き合うための今年度のプロジェクトとして「わたしたちのファンタジー・ランドの青写真」を始めました。社会のさまざまな問題について学び、考え、話し合い、わたしたちがファンタジー・ランド(理想の世界)を作るとしたらこんなふうにしよう、と青写真を作っていきます。今月は手始めに夫婦別姓について考えました。他の国々の事情を学び、日本で夫婦別姓を選べたら何が起きるのか、何をどう変えたいのか、何を変えたくないのか、目的は何か—小6〜高3の生徒たちが白熱した議論を展開しています。

 

LA(ランゲージ・アーツ)ノート作りLAMJコース大きな柱のひとつ、「ランゲージ・アーツ(=思考と分析を重ねるからこそ辿り着ける、言葉の技術のこと。LAと略)」。言葉の意識を高め、1人ひとりの個性を活かした「伝える力」を手にいれるために、生徒には「LAノート」を作ってもらっています。LAノートとは、プロの作家の文章で「かっこいい」「すごい」と心動かされた箇所を書き写して、分析・発展させるためのノート。何より大事なのは自分の視点を信じることです。各自のLAノートをベースにたくさんのディスカッションを行い、プロから学んだ技術を自分のものにしていきます。

 

チョムスキーの「言語の素」:テキストとしている朝日中高生新聞で言語学者のチョムスキーがちらっと紹介されていたので、チョムスキーが言う「言語の素」とは何だと思う?と尋ねました。LAを学ぶにあたり、「言葉の素」について考えることには大いなる意義がありますから。皆の答えが実におもしろかったので一部ご紹介。「人間の感情。その感情を言葉で表したいと思ったところから言語が生まれたと思うから」「自分の生まれる前からある、様々な歴史」「生まれて、両親や身近な大人の言葉を聞いて覚えて使えるようになる能力のこと」「人に教わらずとも本能的に言葉を話せる力のことだと思う」「ヒトがヒトとして進化したときに手に入れたもの」「生まれて初めて、発した言葉」。ソシュールについても少し学びました。