MJコース 本科-1
もしもボックスの広告作成:ドラえもんの秘密道具「もしもボックス」の広告作成がスタートしました。まずは、どんな内容にするのか、誰に見てほしいのか、見てくれた人にどうなってほしいのか、を言葉にすることから。楽しい世界に行ってみたいと思ってもらうための広告、と考える生徒もいれば、現実逃避に走るといけないから「買わないでください」と訴えるための広告、と考える生徒も。キャッチコピーの練習もしています。同じ言葉を使うのでも漢字・カタカナ・ひらがなと色々な表記を試しているようで、本当に頼もしいです。
トロッコ問題:ひょんな話から思考実験へと話が及び、有名な「トロッコ問題」について皆で考えました。思考実験のキモは、正解がないからこそ「自分の答えをどこまで説明し倒せるか」。MJの究極の目標は「答えのない問いについて主体的に考え、覚悟を持って伝えられるようになること」だとあらためて実感。その大きな目標に皆大きく一歩近づくことができたと思います。
その写真・画像はなぜ使われているのか:日本の新聞だけでなく、海外の新聞・雑誌に載っている写真をピックアップ、記事の内容を考えるとどの写真がいちばん効果的か・効果的ではないか、を話し合いました。自分が「かっこいい」と思う広告を選び、なぜ「かっこいい」と思うのかもディスカッション。意見を作るということは理由をしっかり考えること、という態度もすっかり板についてきました。
振り返り:主体的な学びに「振り返り」は欠かせません。MJコースですっかり言語化にもメタ認知にも慣れてきた生徒たちは今後毎回「振り返り」を行なっていきます。今日の授業内容を広告にするならキャッチコピーは何?という振り返りも楽しかったです。
MJコース 本科-2
エッセイ・コンテストに提出!:春から準備していた「未来につなげたいもの」というエッセイが皆書きおわり、エッセイコンテストに提出しました。みんな、よくがんばりました(保護者の皆様、たくさんのサポートをありがとうございました)。「書く」ことは今後も様々な形で取り入れてまいります。
小1に、火星人に、明治時代の人に説明:MJおなじみのお題に「〇〇を小1に説明」があり、生徒たちはもはやお手のもの…なので、「火星人に説明」「明治時代の人に説明」とハードルを上げました。説明とは、相手の頭に安心を積み上げる作業。相手の立場にたたないとうまい説明はできません。火星人には「宇宙から見た地球」を意識し、明治時代の人には歴史の知識を総動員して説明する生徒たち。実におもしろかったです。
敬老の日にちなみ高齢者について考える:高齢者が居心地が悪いと感じる場所は?100歳まで生きたい?「老人」と「醜い」というイメージが結びつきやすい心理学実験の話を経て、なぜ人は高齢者にマイナスなイメージを持つのか、ディスカッションしました。レジでモタモタしてしまう、認知症でお世話する人は大変、自動車の運転のミスの話がよく報道されるなど、よく目にする事柄を挙げてくれましたが、皆が高齢者にプラスのイメージを抱いていることもわかりました(嬉しかった)。なぜ高齢者の運転ミスの話をよく聞くのだろう…というところから、メディア・リテラシーへと学びは進化。皆の意見・疑問が学びの根幹を作る。本当に素晴らしいことだと思っています。
メディア・リテラシー:この記事は誰に向けて書かれてたのか、記者の人は読者にどうなってもらいたいと考えて書いたのか、記者の思い通りになったのか—読者目線と記者目線を行き来しながらディスカッション。取材されるということを経験した生徒たちだからこそリアルに想像できる「記事が出来上がって印刷されるまで」の経緯。情報を主体的に読むために必須のメディア・リテラシーを磨きます。